約束クリアしたのでハルヒルートのエンディングの感想書く

日曜24時はHaruhi's time.

約束、すべてのエンディング見ました。まぁ、CG全部は埋まってないけどな。
で、せっかくなので溜息改めた読んだのですが。
涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)
つながらないね。エピローグでは何事もなく当日を迎えているし、前日は昼まで撮影やってるし・・・って、もしかして約束の初日はじつは2日目?
約束での話が今後の本編に影響するのかどうかはわかりませんが、いろいろとストーリーについて書いてみます。
…と思ったのですが、ハルヒルートについて書いただけでやたら時間がかかったのでとりあえずこれだけアップ。
というわけで、これ以降はネタばれあり。
涼宮ハルヒの約束(限定版)

ハルヒルート感想

閉鎖的閉鎖空間を生み出した、神人の別バージョン、通称リボンちゃんの真意がわかる、まさにメインストーリー。リボンちゃんはハルヒの深層心理であり、その心理はすなわちハルヒの心理ですね。
憂鬱のラストを例にすると、ハルヒとともに閉鎖空間にいるというのは、ハルヒに選ばれた存在だと思われます。で、今回の閉鎖的閉鎖空間ができてすぐのときは高校にいるほとんどの人が存在していました。つまり、高校生活そのものが選ばれていたといえます。しかし、時間がたつにつれ、どんどん減っていき、鶴屋さんまでいなくなってしまう。これはハルヒが残したいものから消去法でどんどん削られていったということですね。さらには校舎も崩れていく。
そして残ったのはSOS団のメンバー。あ、失礼、シャミセン氏もいらっしゃいましたね。3人が残ったのはリボンちゃんの狙いを考えると普通の人間じゃないからだと思われます。
そうなると、キョンが残ったのが不思議になりますが、リボンちゃんがスルーしてたことを考えると、居て当然の空気みたいな存在ということなんじゃないでしょうか、いい意味で。なにせすでに1度選ばれてますからね。
そんななかで、気になったのは、後者が崩れて3人と離されたときのハルヒのセリフ。

ハルヒ
「リボンちゃん! あなたは部室で待ってなさい、いい
わね? あそこなら絶対安全だから!」

冷静に考えて、部室が安全な理由は全くありません。とはいえ、ここはハルヒ支配下にある世界。安全=壊さないということでしょう。
部室を壊さないということはすなわちSOS団は無くさないという意思証明と取れます。思えば憂鬱のときは神人が部室を壊す描写が明確に行われていました。あの時はSOS団なんてどうでもいいと思ってたんでしょうね。
月日がなかれた結果、SOS団が、日常が、ハルヒにとって楽しいもの、大切なものになりつつあった、しかし自分が求めていると思っているのは非日常。その心の矛盾が今回の事件の原因だったわけです。
そんな矛盾も、リボンちゃんを通じてキョンに本音をぶつけることにより、無事解消されます。やっぱりハルヒにとってキョンは欠かせない存在ですね。というか、深層心理と直接話し合うなんて究極のカウンセリングだな。
最後は、二人でデートかと思いきやSOS団勢ぞろいだった、というオチですが、これこそキョンだけでなくほかの3人も真に心の中で受け入れた、ということなんでしょう。そう考えると、放送室で誘った時は二人きりのつもりだったとも思えます。
涼宮ハルヒの約束(通常版)