放課後ティータイムの隠れた名曲カレーのちライスについて語ってみる

カレーのちライス。
なにかとタイトルがカオスな放課後ティータイムの曲の中でも、とりわけカオス気味なタイトル、しかも劇中歌でありながら作中でボーカル部分が流れていないという、わりと謎に満ちた曲です。
とはいえ、幻の曲とかではなく、アルバムにはしっかり収録されています。
で、この曲、めっちゃカッコよくて個人的には放課後ティータイムの曲の中でもトップレベルに好きなんです。
で、この曲、歌詞を見ても、カレー食ってるだけって感じでよくわからないのですが、じっくりコトコト考えて、歌詞の断片を見ていって、

甘口じゃなく　今日は中辛なの

だけど　限界　辛すぎて・・・　もうダメ↓

ごめんね！　ルーだけ残したカレー
女の子は甘いのが好き
憧れだけの中辛はおあずけ

カレー CHOPPiLi ライス TAPPULi

思ったことは、これ、
カレー＝演奏・練習、ライス＝お茶・おしゃべり、
なんじゃないかな、と。
そう考えると、カレーのちライスという意味不明なタイトルも、練習のちお茶と訳せて、意味が通る。
うん、きっとこの曲は、密かに軽音部の活動の実態を示したんだ。

もう少し語ってみる

…うん、これだけだとこじつけっぽいよね。でも、この推測を後押しするものがあるんだ。
作中で最初にカレーのちライスが使用されたのはけいおん！８話の新歓ライブの時。聞けたのは後奏だけだったけど。
で、この新勧ライブを聞くために憂と梓が講堂に入ってきたのはカレーのちライスの後奏のときで、カレーのちライスの歌の部分を聴いていなかった。その後のわたしの恋はホッチキスを聴いて、梓が軽音部に入ることになるわけだけど、部室に来たときには、ほとんどお茶のんでおしゃべりしてばっかりという軽音部の活動の実態を知らなかった。
うん、梓がカレーのちライスの歌部分を聴かなかったのは、活動実態を知らなかったことを比喩した演出なんじゃないかな、と。こう考えるわけです。…放送時点じゃ気付けないよこの演出。