LOVE★GUN レビュー

LOVE★GUN(DVD付)
意外な感じもしますが、平野綾名義としては実に約1年ぶりの新曲となります。
さらには3カ月連続のシングルリリース、そして今作の1曲目は平野さん自ら作詞を担当という気合いの入りようです。こうなるとこちらも気の抜いたレビューはできません。

LOVE★GUN

実にロック。ガールズロックって奴ですかね。
エレキギターが際だったスピード感のある爽快なアレンジに平野さんの力強いボーカルがのっかり、非常に痛快です。強烈なエネルギーがあふれてます。
平野さんの初作詞となる詞の方は、平野さんの今の心境がかかれているとのことですが、感じたイメージとしては、過去への戸惑い、心の矛盾を破壊して、次のステップへ進みたい、そんな感じですかね。心の叫びを感じます。
これは個人的な想像になるのですが、ハルヒを筆頭とした、○○役の声優という形で紹介されることが多いけど、そうではなく、ありのままの、アーティストとしての平野綾を見てほしいのではないでしょうか。あくまでかってな想像ですが。
とくに頭に残ったフレーズは、「悔しいといえない強さ抱いて」と「打たれても壊れない弱さで」ですね。普通、言えないのは弱さで、壊れないのが強さでしょう。でもここでは逆になってます。ここに、矛盾や戸惑いが込められているように感じました。

GLITTER

この曲もロックな感じ。1曲目と比べるとゆっくりな曲…といってもそれなりのテンポです。こちらの作詞は平野さんではありません。残念?
特徴的なのはAメロとBメロの間に入るラップ。平野ボイスがかっこよく決まっています。
歌詞の方は、サビの頭に「大胆に さあ全部捨ててみたら」とあるように、過去との決別といった感じでしょうか。あと、「限界を超えてから始まる ちっぽけな自由じゃ」のところで昨年の平野さんの過労によるダウンを思い出すのですが、ここはそういう意図なんでしょうか。