電子書籍の漫画コミックがあまり安くない理由について考える。
電子書籍。いろいろとサービスが増えてきました。
文字ベースの本は紙の本の時よりも結構安いものがありますが、漫画の本はほとんど変わらないのが多いです。というわけで、そのへんの理由を考えて見ました。
仮設1:紙の漫画は安い
アマゾンランキングなどを見て、本の種類ごとに、どれくらいの価格帯かをなんとなくでまとめてみると、
単行本、1500円前後。
新書、800円程度。
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文庫、600円前後。
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漫画、500円前後。
うん、漫画安い。文庫より安い。
漫画の本って、なんとなく発行数が多いイメージある。ターゲット広いからね。
紙代や印刷費は変動費とはいえ、数が多く出せると薄利多売にできるから、単価が安くできるのかな。
電子書籍で変動費が減らせて安くできるといっても、元々が安いとあまり変わらないよね。
仮設2:漫画は画像なのでデータでかい。
紀伊國屋書店の電子書籍アプリ、Kinoppy上だと、電子書籍を買う前に容量が確認できるのですが、それで見ると、文字ベースの書籍の容量は1MB、図解が含んでそうな本でも3MBとかそんな程度です。
対して漫画の容量は30MBを超えた辺りになっています。容量でかい。
容量がでかいってことは、サーバー上の容量だったり、通信費など金がかかります。…まあ、今日のコンピュータ事情においてはこれくらい大したことない容量にも思えますが。
テキトーなまとめ
出版社がボッてるって可能性もありますが、他にもまあ漫画の電子書籍の価格が紙とあまり変わらない理由ってのは考えられますよ、って話です。