涼宮ハルヒの幸星

日曜24時は らき☆すたいむ?!

「みんなお待たせー。新しい団員を連れてきたわ」
あまりに唐突すぎだ。というか、宇宙人未来人超能力者がいるこの団に、あとなにが加わるというんだ。残ったポジションといえば、そりゃ
「紹介するわね。泉こなたちゃんよ」
「ちぃーっす」
異世界ってことかい!
「んで、あっちのアホ面が団員1号の…」
キョン長門有希古泉一樹、そしてみくるちゃんでしょ?」
「え、そうよ、何で知ってるの?」
「そのくらいは常識だよー」
俺たちの名前はいったいどこの常識なんだ。知ってるやつがいたらぜひとも教えてほしい。
「ふーん、SOS団の名も売れてきたってことね。ウムウム」
「あ、あの、お茶どうぞ」
「おおっ、これが幻のみくる茶!はじめて見るよ。チョココロネと合うかな〜」
いくら朝比奈さんの入れたお茶とはいえ、それはさすがに合わないだろ。
ところでハルヒ、こいつをどこから連れてきたんだ。見たところ制服も違うじゃないか。
「廊下でキョロキョロしてたからつれてきた」
不審者かよ。
で、なんでまたこんな怪しいやつを団員にしようと思ったんだ?
「んー、なんとなくだけど、他人のような気がしなかったのよね。なんか自分と同じような感じが…あっ、外見じゃなくて、中身、中のことよ。半分おなじって感じがしたから」
…これについてはノーコメントとさせていただく。
しかし、1人増えるとなると、計6人か。せっかく奇数かつ素数でなんとなくちょうどいい人数だったのに。ダンスかなんかで横に並ぶときも偶数だと真ん中が開いて不恰好じゃないか。
「…どうせ私たちはぶかっこーですよーだ」
あ、いや、こなたさん、そういうわけでは…ってどういうわけなんだ。
それにしても、えっと、なんというか、こなたさんって俺たちと若干見た目が違わないか?パーツとか、影とか…
「なにいってんのよキョン、いい?そんなこまかいことを気にしてちゃこれからのグローバル社会は生き延びれないのよ。それにそんなんだと将来奥さんとケンカばかりの日々を送ることになって子供の教育にもよくないじゃない」
グローバル社会はともかく、なんで夫婦生活のことまでお前にいわれなきゃいけないんだ。
「なんでって…、その…団長たるもの、団員の面倒は生まれてから死ぬまで見続ける義務があるのよ。団員じゃなかったらあんたなんて話題のニートやフリーターになったってかまわないけど、団員である以上団の名誉を木津つけるような真似は許さないんだからっ」
「おおっ、でたよでたよ天下の宝刀ハルヒツンデレ。これにはかがみも完敗だね」
「ちょ、ちょっと、だれがツンデレですって!このあたしがキョンなんかにデレデレするわけないじゃない!」
そうだ。ハルヒがデレデレしたことなんてただの一度も…いや、何度か合ったような…………………
………………
………zzz
zzz、はっ、寝てた。なんか変な夢みたなぁ。ん、日付が変わってる。そうか、今日誕生日か。そういえばハルヒたちの誕生日っていつ何だろう?
あっ、ハルヒの始まる時間じゃないか。テレビテレビ…ぽちっとな。