涼宮ハルヒの分裂 感想1
日曜24時はHaruhi's time.
驚愕した。
おかしいね、驚愕は次の巻なのに。
そんなわけで、以下、世界が大いにネタバレる涼宮ハルヒの分裂感想。その1。
地盤が揺らぐ
次回に続く!!!
いの一番
チャイナハルヒ挿絵カラーでいきなりキター!
性別
最初の肝は佐々木の性別でしょう。今言うのもなんですが、スニーカー先行公開分を読んだときに、佐々木の性別はどっちなんだろうというのは少し気になってた、いわば潜在意識では気づいている状態でした。
で、今回改めて最初から読んでも同じように気になっていたので、それが古泉の台詞を通じて明かされたときには驚きとやっぱりという思いが分裂でした。
もっとも、ここでの驚きは後の驚きからするとへでもないです。
土曜の再開
金曜はどうでもよくて(をい)、土曜の朝の駅前での再会。
って、新たな宇宙人、超能力者、おまけに陰謀に出てきた未来人まで。って、超能力者も陰謀に出てましたが。
初めて読んだときにはこれはまさかSOS団自体が分裂か?もしや支部ができるのか?佐々木がキョンの役割か?なんて考えたものですが、そんな些細な話では終わりませんでしたね。もっとも、この話自体分裂では終わりませんが。
風呂に乱入する妹の話(違)
風呂に入っているキョンの元へのキョン妹の突入とともに物語は急変する。
って、キョン妹は電話持ってきただけですが。
で、ここでα−1という見慣れない表記が。もっとも見慣れないのも当然です。初めて出てきたのですから。
サブタイトルか何か?なんて思いつつ見進めていくと、正体不明な新キャラ?が電話越しに登場。なんとも中途半端やなぁとおもいつつ、なお読み進めていくと、
β−1
との表記。
予想外のWストーリー。月々●●●円。
ここからはもう怒涛ですよ。αは普段と変わらない日々でありながら、βの方は佐々木ほか新宇宙人未来人超能力者との接触。さらに佐々木がハルヒの能力を持つべきだったなど、急展開しすぎです。おまけに喜緑さん。
そして落ち着いたと思ったら長門の高熱で次巻へ。
まとめ
6月1日がものすごい待ち遠しいです。
まだ終わらない
って、これで終わってはいけない。αはいつもと変わらないように見えて、大きく変わったものがあります。それはハルヒの行動。
具体的には228〜232ページにわたるところ。キョンに数学を教える、一見何気ないシーンです。が、これが大きな変化です。
これまでハルヒとキョンが行動を共にするのはSOS団としての活動のみ。しかし、今回のこの行為は、SOS団としてではなく、1クラスメイトとしての行動です。口では団内偏差値とかいってますが、部室ではなく教室内で行っているということがその証拠でしょう。
つまり、これはハルヒがこれまでの団長・団員という特殊な関係からクラスメイトとしてさらにそれより親密な関係になりたいという意識の現われではないでしょうか。そして、そのきっかけになったのは佐々木の「親友」という台詞でしょう。