過去の放送にこめられた閉鎖空間ネタ

アニメが最終回をむかえた今だからこそいえるネタ。
いろいろネタバレ含みます。恒例の間をおくためのAmazon
涼宮ハルヒの詰合 ~TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」劇中歌集シングル~

ライブアライブ』の次回予告

要は涼宮ハルヒの憂鬱Vの予告のときです。
次回予告といえば、本編のストーリーとはつながらない世界で、声で出てくるのはキョンハルヒだけ。言わば、閉鎖空間です。
そんな中、唯一の例外がこの予告。超能力がすごいというフリに対して突然古泉が現れます。これはまさに古泉の能力『閉鎖空間への侵入』を表しており、そのまま次回予告をかねています。
閉鎖空間の映像は出さずともさりげなく予告しておく、すごいテクニックですね。

孤島症候群 後編』の洞窟

何気にアニメオリジナルの展開を見せた『孤島症候群 後編』。船を見に行ってからの一連の流れもオリジナル展開で原作既読者を驚かせました。
エロいエロいと評判の洞窟シーンですが、ハルヒの素肌に目を奪われている場合ではありません。おっと鼻血が。
嵐のせいで薄暗い空。がけの細い道から落ちた先は、元の道には戻れそうにない場所。そこにいるのはキョンハルヒだけ。これは、現実世界に作られた一種の閉鎖空間といえるでしょう。
思えばちょっと前のキョンの心の声に「まるで閉鎖空間みたいだな」というのがありました。これは原作にもあった台詞なので、アニメになる際に飛躍したのでしょう。
これもハルヒが望んだことなのか?
え、考えすぎじゃないかって? いやいやもう一つ根拠があります。登場人物の中に閉鎖空間に進入できる人が1人いましたよね。洞窟という名の閉鎖空間に進入し2人を助けに来た人は誰でしたっけ?

おまけ1

テレビ放送順で、最初に閉鎖空間という名が出てきたのは第4話『涼宮ハルヒの退屈』。かなり早い段階から出てます。しかも映像まで。
しかし、『神人』という名は『例のアレ』と伏せられており、視聴者の想像をかきたてるように工夫されています。

おまけ2

気づいている人も多いでしょうが、古泉はいつも目を糸のように細くして笑っている印象がありますが、ハルヒのいない(目の届かない)場面では目を開いていることが多いです。
つまり、古泉は『謎の転校生』というキャラを演じるために(ハルヒの前では)いつも笑っているわけです。古泉の中の人格も大変ですね。