最終章:さようなら、ペプシブルー。

ついにこの日がやってきた。こいつと別れの日だ。
思えば、このブログを始めてすぐのころのネタだった。いまだにアクセス数を一番稼いでくれている。それが、この、ペプシブルーだ。

…なんか、余計なのが2人混じってるけど、気にしない気にしない。
賞味期限は2004年11月27日。そう、もう1年以上たっている。
もう一度言おう。発売からではなく、賞味期限が切れてから1年以上たっている。明らかに飲料としての役割は満足に果たしてくれるとは思えない。
ふたを開け、流しへ。容器を傾ける…
いや、このまま別れるのは惜しい。
一口飲むことにした。
1年以上のときを待ち続けたペットボトルの口に、自分の口を重ねる。
ゴクリ。
製造時にはあったであろう炭酸の刺激はなかったが、通常のコーラとは少し違った、あの懐かしい味が、まさにそこにあった。
せっかくなので、もう一口。
ゴクリ。
このまま飲み続けてもしょうがないので、最後の記念として、ペプシXと混ぜてみた。2004年、2005年の夢のコラボレーションがいまここに。

…ほとんど黒。あまり面白みのない色だ。仕方ないので、異遺伝子(抹茶とカルピス)混入。

…なんだかやるせない色になった。
今度こそ本当に別れのとき。流しに向かい、ペットボトルをゆっくりを傾ける。
流れていく、青く透き通った液体。
数々の料理と格闘した日々が思い出される。
さようなら、ペプシブルー
また会う日まで…。





ペプシブルーシリーズ・完