涼宮ハルヒの分裂の感想・ファイナル
日曜24時はHaruhi's time.
今回も例によって分裂の感想です。
さぁ行きましょう、世界は大いにネタバレる涼宮ハルヒの分裂の感想。ファイナル。
電話をかけたのはどちらも佐々木?
佐々木は二重人格説 :Syu's quiz blog を見て、思った。
そうか、あの電話した女およびハルヒの演説の後に最初に拍手始めた女は佐々木かっ!
・・・いや、これだけだとリンク先の最初の言ってることと変わらないのでもう少し具体的に。
先のリンク先を見た後に、『涼宮ハルヒの分裂』での涼宮ハルヒと佐々木の対比描写 :Syu's quiz blogを見て、ハルヒと佐々木の関係を改めて感じました。で、ハルヒの能力といえば、周囲の環境を思うように変化させること。そうなると、その対となると、自らを変える、となります。
そんなわけで、αの電話先の相手は、ハルヒが持っていた能力を得て、自らを改変した佐々木だ、と予測します。
いろいろ引用
これだけじゃあれなので、本文の佐々木の台詞から自らを変えると予測できるところをピックアップ。
69ページ
簡単に変わらないのは中身だよ。良くも悪くもね。
変わらないといったのを変えるというのはありそうな布石です。
188ページ
僕は自分自身にあまり興味がないし、
僕が最も嫌っているのは自己顕示欲の強い人間とそんな人を見てつい嫌ってしまう自分の心だ。
自分自身に否定的です。
248ページ
自分を型にはめたままじゃあ、疲れやしないかと心配だよ
型にはめていて疲れた結果爆発したと取れます。消失もそんな感じでしたね。
それから、電話の最後にフフフと笑っているのも元の佐々木の笑い声であるクックックッと対比させているともとれるし、267ページの
話し手にとってうれしい聞き手の見本のような少女だった。
も、βでの電話中の会話とのつながりと取れます。
他気づき
あと、佐々木の台詞を振り返っていて気づいたのだけど、139〜140ページにわたる、佐々木のハルヒに対する台詞が女言葉ですね。ページまたいでることもあって見逃してました。だからハルヒが絶句しそうになってたのか。
その他気になるのは218ページの最後の意味深さ。そして240ページのものすごい確率の低い話ですね。とりあえず確率を無視して事件を起こす女の存在をわれわれは知ってますから。この辺は次巻を待ちます。
しめ
最後に、187〜188ページの橘さんの台詞から。
でも現実は何もひとつとは限らない。表に嘘があって、裏に真相が隠されていることなんて推理小説の常套手段でしょ?
これはαが嘘でβが真相、とうことでしょうか?